μC3/Standard、μC3/Compact、μNet3導入で開発期間を半年~1年短縮-食品工場向けシステム(株式会社イシダ)
川西 紀男 様
白石 元彦 様
従業員数:約4,000人(グループ全体)
事業概要:食品、物流、工業の分野で使われる、計量、包装、検査用の機器製造
導入したお客様製品:食品工場向けシステム(包装機、検査機、計量機など)
メインCPU :Sitara AM335x
サブCPU :STM32シリーズ
購入した弊社製品 :μC3/Standard(メインCPU)、μC3/Compact(サブCPU)、μNet3
株式会社イシダ様は、食品、物流、工業の分野で使われる、計量、包装、検査用の機器メーカーです。導入したお客様製品は、食品工場向けの一連システムであるITPS(イシダトータルパッケージングシステム)シリーズを構成する機器です。
購入した弊社製品は、μC3/Standard、μC3/Compact、μNet3です。
これにより、開発期間の半年~1年間短縮化を実現しました。
課題
開発する製品ごとにCPUを選定し、制御対象に最適化したハードウェア設計を行っていた。従来使用していた他社製のOSでは、一部のドライバやミドルウェアの移植や開発は自社で行っていた。
このため、開発に時間がかかっていた。
効果
開発期間を、実感として約半年~1年程度短縮
導入前
開発する製品ごとにCPUを選定し、制御対象に最適化したハードウェア設計を行っていました。このため、ハードウェア開発は時間を要していました。
また、他社製のOSを使っていましたが、一部のドライバやミドルウェアの移植や開発は自社で行っていたため、ここでも開発に時間がかかっていました。
導入後
以下により、開発期間を、実感としては約半年~1年程度短縮可能になりました。
- 豊富なCPUに対応したμITRON仕様のRTOS
- メールによる技術サポートは、1営業日以内のレスポンス
- OS、ドライバ開発、ミドルウェアの搭載までを一括して外部へ委託開発
豊富なCPUに対応したμITRON仕様RTOS
μC3は、豊富なCPUに対応しています。μC3は、メインCPUであるSitara AM335x、サブCPUであるSTM32シリーズのどちらにも対応しています。
また、μC3は、μITRON仕様となっています。標準的なAPIを搭載しているため、従来の環境から簡単に移植できました。
このため、機器の共通部分を統一された環境で開発できるようになりました。
対応プロセッサ一覧は、以下をご覧ください。
メールによる技術サポートは、1営業日以内のレスポンス
従来使用していたOSは、技術サポートのレスポンスに時間がかかりました。
一方、イー・フォースの技術サポートは1営業日以内で、レスポンスが早く、知りたい情報がすぐに手に入りました。
弊社OSの保守サービスには、以下が含まれています。
- メールによる技術サポート(1営業日以内に1次回答)
- 製品の無償バージョンアップ
保守サービスについては、以下のページをご覧ください。
OS、ドライバ開発、ミドルウェアの搭載までを一括して委託開発可能
μC3とμNet3に対応したサードパーティ製ドライバーやミドルウェア(SPI・I2C・UART等の内蔵ペリフェラル用ドライバ、USBホストスタック、産業用通信のプロトコルスタック等)が用意されていたので、移植作業をイー・フォース社のサードパーティ各社へ一括して委託開発できました。
- ドライバ:JSLテクノロジー社製「JSL-Ware」
- ミドルウェア:グレープシステム社に委託開発
- EtherNet/IPの移植:JSLテクノロジー社に委託開発
このため、メインのアプリケーション部分の開発に注力できました。
以上から、開発期間の半年~1年間短縮を実現しました。
資料ダウンロード
μC3のCPUサポートや価格について、詳細をご希望の方は、下記よりプロダクトガイドをダウンロードしてください。
ご不明な点がありましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。