μC3/Compact導入前の課題

• 従来使用していた有償OSは、サポート対応が遅く、開発期間が延びてしまった

μC3/Compact導入後の効果

• 技術サポートやサポート掲示板の利用により、トラブルが発生してもすぐに解決できたため、開発ロスを短縮できた

――まずは今回採用頂いた御社製品について、ご説明をお願いします。

本製品は車両内に置かれたUHF帯RFタグを読取ることを可能にした車載対応のRFIDリーダーライターです。 

乗用車・作業車・営業車・トラック等の車両に取付け、スマホやサーバーアプリと連携することによって、移動先でも物品の管理ができるようになります。例えば作業撤収時の置き忘れ、積み忘れの防止や、集配時の積荷の搬入出の確認といった用途を想定しています。

――当初、どのような課題がありましたか？

過去いくつかのOSを使用してきましたが、OSのサポートに不安を感じていました。

例えばサポートの問い合わせから回答まで1か月近くかかっており、そのために開発時間にロスが発生していました。

――μC3導入に至った決め手を教えてください。

実績があり、かつサポート体制が良いところを探していたため、ほぼ無条件にμC3に決めました。

実は他の案件でμC3を使用していて、その際のイー・フォースの技術サポートを見ていて、安心して使えると思いました。

そもそも初めて宮川製作所がμC3を採用したのが2010年頃なのですが、当時のイー・フォースの営業担当が親身になって相談に乗ってくれたのもあります。そこからも実績があるので、色んな案件で使っています。

――導入後の効果はいかがですか？

もともとμITRONベースのOSを使っていたのもあり、すんなり使用することができました。μC3/Configuratorによる初期設定でかなり時間を短縮することができました。

また、μNet3の仕様もソケット方式でシンプルな作りになっていてとても分かり易かった。

導入前に感じていたメリットのサポート体制についても、サポート掲示板(eForum)が役立ちました。一度、質問しようとしたことがあったのですが、サポート掲示板(eForum)があったのでそれを見るだけで解決できました。

結果的にOS起因の開発時間のロスを、一か月からゼロへと短縮することができました。