会社について

イー・フォースはどんな会社ですか?

イー・フォースは国内のOSベンダとして、一早くμITRON仕様のRTOS(μC3)をARM Cortex-M/Aに対応したRTOSベンダーです。国内の組込み市場では多くの採用実績があり、最近では海外での採用も始まっています。

また、RTOSだけでなくネットワーク関連のミドルウェア(μNet3)も豊富に揃えており、IoT関連機器や産業用イーサネットで多く採用されています。

さらには、お客様のIoT化を支援する新規事業も立上げ、製造業から非製造業のお客様まで幅広くサービスを提供しています。

製品について

イー・フォースの取り扱い製品を教えてください

自社製品だけでなく、パートナー社製品のご紹介も可能です。

自社製品

●RTOS

  • Low-endマイコンの内蔵メモリだけで動作するRTOS・・・μC3/Compact
  • High-endプロセッサでリアルタイム性を担保するRTOS・・・μC3/Standard
  • AMP型のマルチコアデバイスに対応したRTOS・・・μC3/Standard+M
  • RTOSとLinuxの共存ソリューション・・・μC3 + Linux

●Network

  • Low-endマイコンの内蔵メモリだけで動作するTCP/IP・・・μNet3
  • 豊富なアプリケーションプロトコルを収録したパッケージ・・・μNet3/Professional

(各種産業用イーサネットプロトコルにも対応しています)

●others

  • 無線LANを使った開発に必要なソフトウエアとツールをワンパッケージ・・・μC3/WLAN-SDK
  • exFATにも対応済みのファイルシステム・・・μC3-Filesystem

パートナー社製品

●USB

  • グレープシステム社製 USBスタック・・・GR-USB
  • ユークエスト社製 USBスタック・・・MatrixQuestUSB

●Flash Filesystem

  • 京都ソフトウェアリサーチ・・・Fugue/Galba

●GUI

  • ILC社・・・GENWARE
  • グレープシステム社・・・GUIX(by ExpressLogic)
  • ユークエスト社・・・Storyboard(by Crank Software)

●Linux

  • サイバートラスト社・・・EMLinux

●デバッガ

  • コンピューテックス社製 PALMiCE3
  • DTSインサイト社製 adviceLUNAⅡ

    パートナー製品はこちらからもご覧いただけます。
    パートナー

●統合開発環境

  • IARシステムズ社製 IDE・・・Embedded Workbench
  • ARM社製・・・MDK-ARM
SafeCubeについて教えてください。

SafeCubeとは医療機器や産業機器など厳しい品質基準が要求される機器向けにμC3(RTOS)の検証作業を行い、検証結果のドキュメントをご提供するサービスです。1万項目を超える動作検証を行います。IEC62304やFDAの認定取得に対する作業工数の軽減に繋がります。

μC3はどのようなところで使われていますか

μC3は皆様に馴染みのあるコンシューマ製品から、我々の生活を支えるインフラ、厳しい品質基準の車載機器等、幅広い分野で採用されています。

  • 医療機器…生体情報モニタ、MRI装置など
  • 計測器…音響計測、環境計測、排ガス検査など
  • コンシューマ…デジタルカメラ、家庭用ゲーム機、ロボット家電、カーナビなど
  • 産業機器…PLC、モータ制御、データロガーなど
  • 設備機器…スマートメーター、監視装置、音響装置、ビル管理、アミューズメント機器など
  • 通信関連…赤外線、WiFi、無線機器、Wi-SUNなどのモジュール

皆さんもどこかでμC3が実装された製品に触れているかもしれません。

μC3/CompactとμC3/Standardの違いについて教えてください。

μC3/StandardとμC3/Compactは①仕様の違い、②対応CPUコアの違い、③機能の違いがあります。

①仕様の違い
μC3/StandardがμITRON4.0スタンダードプロファイルをベースにしているのに対して、μC3/CompactはμITRON4.0自動車制御用プロファイルをベースにしています。 自動車制御用プロファイルはスタンダードプロファイルのサブセットであり、 機能を限定している為、より省メモリなOSとなっております。

②対応CPUコアの違い
μC3/Standardがプロセッサ向け(主にARM Cortex-A、R)、 μC3/Compactがマイコン向け(主にARM Cortex-M、Renesas RX)となっております。 一部のCPUコアは両方に対応している製品もございます。

③機能の違い
μC3/Standardは動的生成が可能となっております。(μC3/Compactは静的生成となります) 詳しくはプロダクトガイドP5-6もしくは「μC3/CompactとμC3/Standardの差異について」をご覧ください。

μNet3とμNet3/Professionalの違いについて教えてください。

収録されているプロトコルの種類とライセンス費用が異なります。
プロトコルの種類は下記URLページを参照下さい。

μNet3


また、産業用イーサネット(PROFINETやEtherNet/IP等)を実現する場合は、μNet3/Professionalを推奨しております。
各製品のライセンス費用は下記URLからダウンロード可能なプロダクトガイドの最終頁を参照下さい。

ダウンロード
製品の価格を教えてください。

μC3/Compactの価格は800,000円、μC3/Standardはシングルコア対応バージョンは1,500,000円。また、μNet3は800,000円~となっております。

※上記価格は「開発・量産用プロジェクトライセンス」となります。「研究・開発用プロジェクトライセンス」、「プラットフォームライセンス」、その他CPUの価格については下記URLからダウンロード可能なプロダクトガイドの最終頁を参照ください。

ダウンロード

購入方法・ライセンスについて

注文から納品までの流れを教えてください。

ご注文から納品までの基本的な流れは以下になります。

①お客様よりご注文を頂く(形式は自由)
直接 or 取次店経由

②ライセンス申込書の提出
ライセンス形態、プロジェクト名、開発者情報などをご記入頂きます。

③使用許諾契約書の作成
ライセンス申込書を基に作成致します。

④製品の出荷
既に準備出来ている製品の標準L/Tは約1週間になります。未対応CPUや未対応コンパイラの場合、お時間を頂くケースがございます。納品形態はCD-ROMで、納品時に契約書も同封いたします。

ライセンスの種類はどんなものがありますか

以下、3種類のライセンスをご用意しております。
(弊社製品はロイヤリティは不要です)

開発・量産用プロジェクトライセンス
研究開発から量産販売までが可能な標準的なライセンスとなります。

研究・開発用プロジェクトライセンス
研究開発のみ可能なライセンスとなります。ライセンス購入時の段階で製品化まで見えていない場合にお勧めです。ライセンス費用もプロジェクトライセンスの60%の価格でご提供しております。
保守加入状態であれば開発・量産用プロジェクトライセンスへのアップグレードも可能です。

プラットフォームライセンス
プロジェクトの範囲を広げたライセンスです。

プロジェクトライセンスの定義を教えて下さい

弊社のライセンスはプロジェクトライセンスの形式を採っております。ご購入時に該当プロジェクトの名称をご登録頂く必要があり、その際、「計測機器」などの抽象的な名称ではなく、具体的な名称を頂戴しております。

お客様のご要望をお聞きした上で適切な範囲を設定させて頂きますので、先ずは、担当営業もしくはお問い合わせよりご相談下さい。親身な対応をお約束致します。

ライセンスのアップグレードは可能ですか?

保守加入状態であれば、ライセンスのアップグレードが可能です。

「開発・量産用プロジェクトライセンス」から「プラットフォームライセンス」へは差額でのアップグレードが可能です。「研究・開発用プロジェクトライセンス」から「開発・量産用プロジェクトライセンス」へは「開発・量産用プロジェクトライセンス」価格の60%をプラスすることでアップグレードが可能です。

その他

保守サービスについて教えてください。

全ての製品には6ヵ月間の保守サービスが無償で付帯されます。その後、有償で保守を継続することが可能です。

保守サービスの内容

費用・期間

  • 製品の無償バージョンアップ
  • コンパイラのバージョンアップ対応
  • メールによる技術サポート(お問合せに対し1営業日以内に一次回答を差し上げます)

有償の保守費用は製品価格の20%となります。(研究開発ライセンスの場合は異なります) また、製品購入時に保守も同時購入頂ける場合、初回に限り製品定価の15%の価格にてご提供致します。 保守サービスについては下記URLページからダウンロード可能なプロダクトガイドP21でも詳しく紹介してあります。

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コンフィグレータで設定できる項目を教えてください。

コンフィグレータで設定できる項目は通常次のようになります。

  1. 弊社RTOS(μC3)のカーネルリソース設定
  2. 弊社TCPプロトコルスタック(μNet3)のネットワーク設定
  3. マイコンのクロック設定
  4. マイコンのUART設定
  5. マイコンのGPIO設定
  6. マイコンのEthernet設定

Tiva TM4Cパッケージの設定項目例

CPUによっては上記の設定項目がサポートされていないコンフィグレータも存在します。
弊社ダウンロードサイトより評価版がダウンロード可能です。詳細はこちらを参照願います。

ダウンロード

※評価版を用意していないCPUについては弊社営業までお問い合わせください。

お問い合わせ
デバッガ用プラグインについて教えてください。

弊社ではIAR社製「EWARM」およびARM社製「MDK-ARM」のデバッガ画面上でμC3の各種ステータス表示を行うためのプラグインを無償で提供いています。こちらを活用頂く事により、μC3のリソース情報を可視化し、OSデバッグの効率を各段に上げる事ができます。

下記URLページからダウンロードが可能です。
ちなみに、ARM社製「DS-5」の場合は、標準でμC3用のOSプラグインが用意されています。

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製品化時にロイヤリティは発生しますか。

ロイヤリティは発生致しません。弊社ライセンスはプロジェクトライセンスという形式を採っております。プロジェクトの定義などは、下記URLからダウンロード可能なプロダクトガイドも参照下さい。

詳しくは、担当営業もしくはお問い合わせよりご相談下さい 。

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新しいデバイスに対応してもらえますか。

はい、対応可能です。その場合、対応費用を頂くケースがございますので、先ずはお話をお聞かせください。

担当営業もしくはお問い合わせよりご相談ください。

HPからダウンロード出来る無償評価版の使用制限について教えてください。

製品版は、ソースコードとライブラリ両方のご提供となるのに対し、無償評価版はライブラリのみのご提供となります。
RTOSについてID数に制限があります。例えばμC3/Compact STM32F4の場合、製品版では512ですが、無償評価版は約20ほどに制限されています。
※パッケージによってID数は異なります。

また、TCP/IP プロトコルスタックにいくつかの事項に制限を設けております。 μNet3 STM32F4の場合の制限事項は以下の通りです。

  • ソケット最大数は約5つ
  • 登録コンテンツは1つまで
  • HTTPセッション数は2つまで
  • マルチキャストは使用不可
  • IP reassemblyは使用不可
  • ネットワークのMTUサイズ、ネットワークバッファ数、変更不可
  • ETHERNETのコンフィグレーション不可 ・MACアドレスは変更不可

※パッケージによって制限事項が異なります。 無償評価版は以下からダウンロードが可能です。

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上記にご紹介のない製品の評価をお考えの方は、担当営業もしくはお問い合わせよりご相談下さい。

代理店を紹介してください。

当社では、特に指定の代理店はございませんので、下記のいずれかの方法でご購入いただく形となります。

1)当社から直接購入
2)これまでお付き合いのある、ツール系販社及び商社様経由でご購入
3)CPUメーカー様の販社様からご購入

どの経路からご購入いただいても、サポート等は変わりませんので、ご安心ください。